ステンドグラス悪童日記

ひまわりのステンドグラス。

追加注文でいただいたひまわり畑のステンドグラスを取付けました。

クリニックに併設しているご自宅のキッチン、北東向きの窓に設置です。
型ガラスの手前に取り付けました。

細かなデザインですがコパーテープではなくケイムで組んでいます。
手前は太いケイム、奥は細くして奥行きを出しています。

取付けたときが暗く、午後には北側の建物に光があたり反射光が入ります。
朝陽が入ると綺麗だとご連絡いただきました。
光があたらない反射光でも綺麗に見えます。

工房の窓から。反射光でガラスの表情がよくわかります。

ガラスは空にストリーキー、風車にオパックのアンティークガラス、花や草原はオパールセント、空にウォーターのマシンメイド、それぞれ効果的に使用しています。

東京都調布市  クリニック キッチン
サイズh497×w566


卒業記念のステンドグラス

東京三育小学校のステンドグラス完成です。
チャペルのドアに設置しました。

モチーフは小学校の校歌に出てくる麦と子羊です。

夜のイメージで羊飼いを足しました。青のグラデーションを使用

麦は透明の空気を感じられるように。

工房の窓から。自然の光だと色が違って見えます。

子羊は振り向く構図で。しっぽと足の形で子羊であることが分かるように。
麦は空を青の3段階で。麦畑は独特の表情のあるアンティークガラスを使いました。

ケイムにも変化を付けました。ジュエルも入れより表情豊かになります。

生徒さんもどっちが好きとか言っていたようです。喜んでいただけたでしょうか。
3年前に続いてのご依頼です。

東京都練馬区小学校。 チャペルドア。
サイズw260xh400 2枚


ひまわりの制作

カットが終わり色検査です。
お任せなので主観で切り直します。

草原に使ったガラスはフュージングで奥行きを表現。地平線に行くほど1輪が小さくなるように。

目立ちすぎるか心配でしたが、遠目ではほとんど分からない。
葉と背景の区別が曖昧なので、念のために作った葉の部分を切り直します。

5〜8ミリのケイムで大きくならないように組みます。

隙間にハンダが漏れないようにハンダ付け。

パテ詰めも終わり、乾かせば掃除して取付けです。


ひまわり畑のデザイン画

クリニックに設置するひまわりのステンドグラスです。
内装を見て、レンガに合いそうなライト風やモンドリアンの直線的もご提案しましたが、思い出があるひまわり畑が1番のご希望でした。できるだけイメージに近いものを描きます。

キッチンなので1日が明るい気持ちで始められるように。

風車も入れました。描き終えて気になった空をスッキリと。雲も浮かべ透明感がでました。

花は反射光でもハッキリ見えるオパールセント、空は透明のガラスで澄んだ空気を感じられるように。

璃房で1番時間をかけているのが、デザインのやり取りですが、ほぼお任せな感じでしたので、自由に変更しながら制作します。

ステンドグラスの作り方は、大きく分けてコパーテープとケイムの2つがあります。
ランプや細かなデザインはコパーテープが多いですが、今回はケイムで組みます。

東京都調布市  キッチン東向 2017年 3月取付け予定
サイズ497×566


丸窓のステンドグラス。

円形と3連窓のステンドグラスです。

最初の画像は施主様撮影。良い写真ですね。
西からの光がガラスを通して壁に映っています。

工房引き渡しなので。設置後の反射光通した雰囲気を見たくてお伺いしました。

3連窓は白とクリアのみのシンプルなステンドグラスです。

色はなくても高価なアンティークガラスです。

上品で落ち着きのある手吹きのガラスは、設置後の部屋の空気感をかえた気がします。

工房の窓で写した写真です。ガラスの色や質感がよくわかります。

白色も半透明で背景が透けます。ガラスに細かなテクスチャーがあります。

こんなステンドグラスがあってもいいな。と思える作品でした。
施主様にもガラス選びから熱心に関わっていただきました。

東京都  練馬区  個人邸  2016年12月取付け

丸窓   712
3連窓  275×1095


オーダーメイドのステンドグラス。

クリニックの待合室に設置した鳥のステンドグラスです。
ケイムに強弱をつけ、枝で祖母の名前を入れました。
ある程度お任せだったので、デザインやガラスの変更は許可を取らず、自由にかえました。

木漏れ日の中で、強い意志を持って見上げる感じをイメージしました。

鳥は白や灰色のヴァリゲイドなどを使用。たくさんの仕入れたガラスからイメージに合うものを選んでカットしました。
待合室側から。

裏の診察室側からも見えます。

切り直しも多く、太いケイムの曲線は組もやりがいがありました。
追加でひまわりのご依頼をいただきました。ひまわり畑は思い出のあるものらしいいです。
明るい感じにしたいと思います。ご注文ありがとうございました。

東京都  調布市  クリニック 2017年1月取付け
サイズサイズ862×532


フランク・ロイド・ライト風のステンドグラス

家のリフォームにあわせてキッチンと玄関に直線的なステンドグラスを設置します。

キッチンには1822ミリ幅の大きな物でした。
分割はしたくないとのことで、真鍮を使い補強しました。

縦には裏から真鍮棒をつけています。

クリアベースに茶系とポイントにブルーを入れています。
上部の肌色に近い乳白色は色むらがあり好きなガラスです。
細く見えますが15ミリのケイムを使用し強調しています。

玄関には面取りガラスを使い直線的なデザインです。撮影時はまだ工事中です。

クリアと白の流れのあるアンティークガラスを使用しています。
ガラスの流れを揃えて位置を決めます。
こちらは真鍮入りのケイムと真鍮棒で補強しました。

サイズ
フランク・ロイド・ライト風のステンドグラス
1023×1822

玄関のブルー
1192×924

2017年1月取付け  東京都  個人邸


木更津のステンドグラス

年末に設置した吹抜けのステンドグラスです。
足場が外され白い部屋にマッチしています。

木更津のステンドグラス

青い色と面取りガラスからの光が白い壁に映えます。

木更津のステンドグラス

木更津のステンドグラス

東向の窓には朝は光が入り,午後は色がはっきり見えます。

木更津のステンドグラス

シャンデリアにステンドグラス越しの光が射し込み幻想的でした。

木更津のステンドグラス

お互いが邪魔にならず協調しあっています。

当初3枚だったステンドグラス。予算など考慮しながら素材や作りやすさを考えました。
5枚にして本当に良かったと思います。

お施主様からも大満足と喜んでいただきました。

千葉県木更津市  個人邸
600×1100  5枚
マシンメイドガラス使用


バラの天窓

ご希望は無彩色で作るバラのステンドグラスです。
それとどこかに8角形を入れることでした。

マンションのエントランス天窓に設置します。

無色バラの天窓

ガラスはグレイのオパック、ヴァリゲイドです。1部透明のグレイも使いました。バラの以外は白とクリア。透ける所、透けない所、色の差でバラを引き立たせます。

部分的ではバラと分からなくても、離れてみるとバラの雰囲気を感じさせます。

バラのステンドグラス

補強の横線を太目にして、2枚をつけた時に8角形に見えるように斜線を入れました。

グレイのもっと黒っぽいイメージでしたが、倉庫に探しにいっても、手持ちにあったガラスが1番濃かったです。いつか使おうと思ったガラスが役にたちました。

色のないステンドグラスも良いですね。
面取り以外はランバーツのアンティークガラスです。

ご依頼ありがとうございました。

サイズ 456X1134   2枚

東京都 渋谷区 マンション天窓 南向き


青い鳥のステンドグラス

小さな窓のステンドグラスです。
リビング西向きの窓に設置します。

向い合う青い小鳥の構図。工房で撮影しました。

小鳥のステンドグラス

アンティークガラスのストリーキーやリーミーを使っています。

小鳥のステンドグラス

小鳥のステンドグラス

爪やくちばしがあります。

リビングから空を背景に見える位置です。下見した時、窓が少し離れた高い位置にあり、色を多く入れても邪魔にならず、部屋の良いポイントになると感じました。

不均一の揺らぎがとても綺麗です。

小鳥のステンドグラス

取付けは工務店さんにお願いしました。
施主様から西日があたる夕方も綺麗だとご連絡いただきました。
ありがとうございました。

サイズh378×w374
西向きリビング  東京都 個人邸


プロフィール

璃房ステンドグラス代表 五味理

五味理

ステンドグラス制作や教室のこと、日々のこと

>>詳しいプロフィール<<


ブログ内検索



カテゴリー

  • 制作について (163)
  • 施工例 (110)
  • 教室 (416)
  • 日々のこと (219)
  • 未分類 (94)


  • にほんブログ村 美術ブログ ステンドグラスへ
    にほんブログ村

    月間アーカイブ

  • 2022年6月 (4)
  • 2022年5月 (1)
  • 2022年4月 (1)
  • 2022年3月 (3)
  • 2022年2月 (5)
  • 2022年1月 (4)
  • 2021年12月 (3)
  • 2021年11月 (3)
  • 2021年10月 (3)
  • 2021年9月 (4)
  • 2021年8月 (3)
  • 2021年7月 (2)
  • 2021年6月 (3)
  • 2021年5月 (6)
  • 2021年4月 (3)
  • 2021年3月 (1)
  • 2021年2月 (4)
  • 2021年1月 (4)
  • 2020年12月 (8)
  • 2020年11月 (7)
  • 2020年10月 (3)
  • 2020年9月 (2)
  • 2020年8月 (5)
  • 2020年6月 (5)
  • 2020年5月 (12)
  • 2020年4月 (13)
  • 2020年3月 (7)
  • 2020年2月 (2)
  • 2020年1月 (4)
  • 2019年12月 (4)
  • 2019年11月 (3)
  • 2019年10月 (4)
  • 2019年9月 (2)
  • 2019年8月 (3)
  • 2019年7月 (1)
  • 2019年6月 (6)
  • 2019年5月 (6)
  • 2019年4月 (7)
  • 2019年3月 (4)
  • 2019年2月 (6)
  • 2019年1月 (1)
  • 2018年12月 (9)
  • 2018年11月 (1)
  • 2018年10月 (1)
  • 2018年9月 (4)
  • 2018年8月 (8)
  • 2018年7月 (10)
  • 2018年6月 (4)
  • 2018年5月 (6)
  • 2018年4月 (11)
  • 2018年3月 (9)
  • 2018年2月 (6)
  • 2018年1月 (1)
  • 2017年12月 (12)
  • 2017年11月 (7)
  • 2017年10月 (6)
  • 2017年9月 (4)
  • 2017年8月 (10)
  • 2017年7月 (7)
  • 2017年6月 (9)
  • 2017年5月 (10)
  • 2017年4月 (8)
  • 2017年3月 (12)
  • 2017年2月 (8)
  • 2017年1月 (8)
  • 2016年12月 (7)
  • 2016年11月 (1)
  • 2016年10月 (8)
  • 2016年9月 (10)
  • 2016年8月 (9)
  • 2016年7月 (5)
  • 2016年6月 (7)
  • 2016年5月 (7)
  • 2016年4月 (9)
  • 2016年3月 (5)
  • 2016年2月 (6)
  • 2016年1月 (2)
  • 2015年12月 (6)
  • 2015年11月 (5)
  • 2015年10月 (7)
  • 2015年9月 (6)
  • 2015年8月 (4)
  • 2015年7月 (6)
  • 2015年6月 (8)
  • 2015年5月 (7)
  • 2015年4月 (7)
  • 2015年3月 (9)
  • 2015年2月 (3)
  • 2015年1月 (3)
  • 2014年12月 (7)
  • 2014年11月 (3)
  • 2014年10月 (2)
  • 2014年9月 (5)
  • 2014年8月 (3)
  • 2014年7月 (2)
  • 2014年6月 (3)
  • 2014年5月 (10)
  • 2014年4月 (8)
  • 2014年3月 (7)
  • 2014年2月 (5)
  • 2014年1月 (3)
  • 2013年12月 (6)
  • 2013年11月 (2)
  • 2013年10月 (3)
  • 2013年9月 (7)
  • 2013年8月 (4)
  • 2013年7月 (3)
  • 2013年6月 (11)
  • 2013年5月 (4)
  • 2013年4月 (2)
  • 2013年3月 (6)
  • 2013年2月 (4)
  • 2013年1月 (3)
  • 2012年12月 (5)
  • 2012年11月 (1)
  • 2012年10月 (3)
  • 2012年9月 (5)
  • 2012年8月 (5)
  • 2012年7月 (3)
  • 2012年6月 (2)
  • 2012年5月 (3)
  • 2012年4月 (4)
  • 2012年3月 (5)
  • 2012年2月 (5)
  • 2012年1月 (2)
  • 2011年12月 (5)
  • 2011年11月 (7)
  • 2011年10月 (2)
  • 2011年9月 (3)
  • 2011年8月 (3)
  • 2011年7月 (4)
  • 2011年6月 (4)
  • 2011年5月 (6)
  • 2011年4月 (6)
  • 2011年3月 (3)
  • 2011年2月 (7)
  • 2011年1月 (4)
  • 2010年12月 (7)
  • 2010年11月 (4)
  • 2010年10月 (8)
  • 2010年9月 (6)
  • 2010年8月 (7)
  • 2010年7月 (6)
  • 2010年6月 (7)
  • 2010年5月 (5)
  • 2010年4月 (8)
  • 2010年3月 (9)
  • 2010年2月 (9)
  • 2010年1月 (10)
  • 2009年12月 (9)
  • 2009年11月 (5)
  • 2009年10月 (9)
  • 2009年9月 (10)
  • 2009年8月 (9)
  • 2009年7月 (13)
  • 2009年6月 (11)
  • 2009年5月 (13)
  • 2009年4月 (10)
  • 2009年3月 (12)
  • 2009年2月 (9)
  • 2009年1月 (11)
  • 2008年12月 (11)
  • 2008年11月 (16)
  • 2008年10月 (9)
  • 2008年9月 (9)
  • 2008年8月 (14)
  • 2008年7月 (11)
  • 2008年6月 (13)
  • 2008年5月 (6)
  • 2008年4月 (7)
  • 2008年3月 (9)
  • 2008年2月 (9)
  • 2008年1月 (5)
  • page top

    Scroll Up