ステンドグラス悪童日記

旅に出る。

 きっちり足に合った靴さえあれば、どこまでも歩いていけるはずだ。そう心のどこかで思いつづけ,完璧な靴に出会わなかった不幸をかこちながら、私はこれまで生きてきたような気がする。行くべきところぜんぶにじぶんが行っていないのは、あるいは行くのをあきらめたのは、すべて、じぶんの足にぴったりな靴をもたなかったせいなのだ、と。

(下記のプロローグより)

須賀敦子全集3巻を持って、自分探しの旅にでた。
こまち、5能線を乗り継ぎ白神山地の旅。
自分を知るには他人から、と。秋田美人を探し、青森ではブログの写真を探す。
『所詮,私の自分探しなんておちゃらけたものだ。』
網元民宿のいつもよりおいしい魚をたべながら思う。
100724_105356.jpg
白神山地。
12湖と暗門の滝。マザーツリーをまわりました。
100722_155010.jpg
寂しげな日本海。
100722_174804.jpg
5能線が脇を通る宿。
その向こうは海です。
帰りは寝台特急。
100724_184921.jpg
鍵のかかる個室に。落ち着くし快適!
晴れたら星空も見えるのかな?
読書や考え事するにはいい。
昨日は写楽の最終日。富士より滝巡りに心動かされる。
見つかるものなどなにもないけど、仕事から離れるのもいい。
でもステンドグラスが頭から離れることはなかったかな。

シンプルなデザインのステンドグラス。

 早朝,町田へ取付けに行きました。

教室日なので『遅れたら自習』になってました。
暑さのせいか自習してたのは1人。
庭に面した南西向きです。
100721_083251.jpg
奥が和室、手前がキッチンの通路になります。
高台で見晴しが良く,今日はうぐいすも鳴いていました。
100721_082210.jpg
私の好きな白い流れのガラスとクリアの波打ってるガラスを多く使っています。
写真には夏場に欠かせない背後霊が・・・仕事待ちの大工さんでした。
(こんなブログでゴメン)
久しぶりの生徒に「先生整形した?目が大きくなった」と言われました。
どうやら痩せて目が大きくなり、難民顔になっているらしいです。
『できる男は朝型』と思いつき&慣れないことで疲労感が・・・。
ここ数日、夕日が綺麗です。昨日の夕日。
100720_191258.jpg
工房の窓から。

あじさいのステンドグラス。

 今日はカットが終わり色の検査をしました。

お預かりした写真は横長でしたが,パネルは縦長です。
草原は右上がり、山は右下がり,その先に家があり、空は広がりがあるようにストリーキーの流れをいかしました。

100719_101536.jpg
セロテープでとめています。
まだケイムで組んでないので黒い縁取りはありません。
100719_101817.jpg
木のリップルがいい味だしえるでしょう。草原もいい色です。
100719_102719.jpg
紫陽花の花は5種類のガラスを使いました。全てウロボロス。
紫陽花の葉や山など10数ピース切り直しました。
1発でうまくいけばガラスも手間も無駄になりませんね。

ステンドグラスの風景画

足場の関係で急ぎで仕事をしています。
大阪で仕入れたガラスがイメージに合わないものがあり、渋谷の問屋に行きました。
同じ箇所で3枚目の変更です。仕事をする時に思うのは『お客様のために心を込めて作ります』も大事ですが、自分で納得するかです。
写真からイメージするように依頼がありました。
100709_213721.jpg
私なりのデザインをしていましたが、それは変更になり写真のイメージに忠実に、赤も入れて。
100712_195919.jpg
ヤシの木は5本、空はグラデーションがご希望です。(1100×690㎜)
100712_195938.jpg
家はネットで見た写真からアレンジ。買い直したには草原のグリーンです。
山の水色(UR60-54)が濃すぎるのでココモで切り直す予定です。
空は『クリアで行かせてください』とここだけは主張。
切りながら改めてココモの良さに気が付きました。
デザイン提出の時、派手さが気になりましたが、
「赤、青、黄、緑、があるとバランスがいい」と言われ吹っ切れました。
今は毎朝早起きして頑張ってます。
でも昔は1人で作業していてやる気のでない時もありました。
学校で習ってた時にはあんなに楽しかったのに。
それでも、自分が選んだん道だからと続いています。
15年やってもいまだに迷い道には入り込みますが、
悩みながらやって行くのも楽しいのかなって思えます。
若手と思っていたら、いつのまにか自分より若い人の工房を持って
みんな軌道に乗るよう悩みながらやってるのかな?
自分も頑張ろう。なんて朝から思いました。

陰徳を積んでも。

 

見返りはない。蛍光灯を交換しても点灯しないし。そもそもブログで言ってるし。

今日はネックレスを探しに御徒町へ、間接的な知合いのスリランカ人と待ち合わせ。
得意な英語で流暢にご挨拶「ハワーユー。ハウドゥドゥユー?」(初対面です)
私の人見知りオーラをものともせず、私の肩に手をまわす。(男同士で・・)
こんな所を生徒に見られたらまた疑惑が再燃する。
ジュエリーショップの店員さんにカメラを渡してなぜか2ショット写真。
男に抱かれて記念撮影は、高校の修学旅行でのオカマの3人連れ以来だ。
無事ネックレスのチェーンを選んで別れた。
そして今やっている仕事です。
100709_215022.jpg
リップルやグラニドなど厚めのガラスでなかなか進みません。
生徒作品
100708_070200.jpg
ではなく、ゴミの日に捨ててあった紙袋。
モダンなステンドグラスみたいでしょう。
今ラジオから嶋大輔の男の勲章が流れてきました。
なつかしい~。
えっ次の曲がジョニー。銀蝿系、どんな選曲だ。

陰徳を積む。

 そうすれば自分に良いことが起こるらしい。

下のカフェに入れたステンドグラスの照明が切れていた。
早朝、気付かれないように交換する。塀によじ上り意外に重労働。
『こんなに朝早くからやってるんだよ、気付いて』と心の片隅ならいいが全面で思う。
買っておいた10wの蛍光灯は小さくて入らなかった。15wじゃん。
(前は20wで大きくて入らなかった)
山梨教室です。
前に紹介したフクロウの門灯ができました!
玄関が華やかになりますね。
100704_113707.jpg
こちらはオルゴール。
100704_114034.jpg
形が合わないと、デザインを変更しながら作業を進めます。
応用力がありますね。
100704_114049.jpg
これはわれた陶器をハンダでくっつけます。
食べものには使わないでください。
山梨教室では第1、3日曜日に毎回体験をしています。
お気軽にお問い合わせください。
15wの蛍光灯を探しに散歩がてらコンビニを5件ハシゴしました。
近くに主要なコンビニは全てあります。蛍光灯はありませんでした。
ガムやあぶらとり紙が増えました。

プロフィール

璃房ステンドグラス代表 五味理

五味理

ステンドグラス制作や教室のこと、日々のこと

>>詳しいプロフィール<<


ブログ内検索



カテゴリー

  • 制作について (163)
  • 施工例 (110)
  • 教室 (416)
  • 日々のこと (219)
  • 未分類 (94)


  • にほんブログ村 美術ブログ ステンドグラスへ
    にほんブログ村

    月間アーカイブ

  • 2022年6月 (4)
  • 2022年5月 (1)
  • 2022年4月 (1)
  • 2022年3月 (3)
  • 2022年2月 (5)
  • 2022年1月 (4)
  • 2021年12月 (3)
  • 2021年11月 (3)
  • 2021年10月 (3)
  • 2021年9月 (4)
  • 2021年8月 (3)
  • 2021年7月 (2)
  • 2021年6月 (3)
  • 2021年5月 (6)
  • 2021年4月 (3)
  • 2021年3月 (1)
  • 2021年2月 (4)
  • 2021年1月 (4)
  • 2020年12月 (8)
  • 2020年11月 (7)
  • 2020年10月 (3)
  • 2020年9月 (2)
  • 2020年8月 (5)
  • 2020年6月 (5)
  • 2020年5月 (12)
  • 2020年4月 (13)
  • 2020年3月 (7)
  • 2020年2月 (2)
  • 2020年1月 (4)
  • 2019年12月 (4)
  • 2019年11月 (3)
  • 2019年10月 (4)
  • 2019年9月 (2)
  • 2019年8月 (3)
  • 2019年7月 (1)
  • 2019年6月 (6)
  • 2019年5月 (6)
  • 2019年4月 (7)
  • 2019年3月 (4)
  • 2019年2月 (6)
  • 2019年1月 (1)
  • 2018年12月 (9)
  • 2018年11月 (1)
  • 2018年10月 (1)
  • 2018年9月 (4)
  • 2018年8月 (8)
  • 2018年7月 (10)
  • 2018年6月 (4)
  • 2018年5月 (6)
  • 2018年4月 (11)
  • 2018年3月 (9)
  • 2018年2月 (6)
  • 2018年1月 (1)
  • 2017年12月 (12)
  • 2017年11月 (7)
  • 2017年10月 (6)
  • 2017年9月 (4)
  • 2017年8月 (10)
  • 2017年7月 (7)
  • 2017年6月 (9)
  • 2017年5月 (10)
  • 2017年4月 (8)
  • 2017年3月 (12)
  • 2017年2月 (8)
  • 2017年1月 (8)
  • 2016年12月 (7)
  • 2016年11月 (1)
  • 2016年10月 (8)
  • 2016年9月 (10)
  • 2016年8月 (9)
  • 2016年7月 (5)
  • 2016年6月 (7)
  • 2016年5月 (7)
  • 2016年4月 (9)
  • 2016年3月 (5)
  • 2016年2月 (6)
  • 2016年1月 (2)
  • 2015年12月 (6)
  • 2015年11月 (5)
  • 2015年10月 (7)
  • 2015年9月 (6)
  • 2015年8月 (4)
  • 2015年7月 (6)
  • 2015年6月 (8)
  • 2015年5月 (7)
  • 2015年4月 (7)
  • 2015年3月 (9)
  • 2015年2月 (3)
  • 2015年1月 (3)
  • 2014年12月 (7)
  • 2014年11月 (3)
  • 2014年10月 (2)
  • 2014年9月 (5)
  • 2014年8月 (3)
  • 2014年7月 (2)
  • 2014年6月 (3)
  • 2014年5月 (10)
  • 2014年4月 (8)
  • 2014年3月 (7)
  • 2014年2月 (5)
  • 2014年1月 (3)
  • 2013年12月 (6)
  • 2013年11月 (2)
  • 2013年10月 (3)
  • 2013年9月 (7)
  • 2013年8月 (4)
  • 2013年7月 (3)
  • 2013年6月 (11)
  • 2013年5月 (4)
  • 2013年4月 (2)
  • 2013年3月 (6)
  • 2013年2月 (4)
  • 2013年1月 (3)
  • 2012年12月 (5)
  • 2012年11月 (1)
  • 2012年10月 (3)
  • 2012年9月 (5)
  • 2012年8月 (5)
  • 2012年7月 (3)
  • 2012年6月 (2)
  • 2012年5月 (3)
  • 2012年4月 (4)
  • 2012年3月 (5)
  • 2012年2月 (5)
  • 2012年1月 (2)
  • 2011年12月 (5)
  • 2011年11月 (7)
  • 2011年10月 (2)
  • 2011年9月 (3)
  • 2011年8月 (3)
  • 2011年7月 (4)
  • 2011年6月 (4)
  • 2011年5月 (6)
  • 2011年4月 (6)
  • 2011年3月 (3)
  • 2011年2月 (7)
  • 2011年1月 (4)
  • 2010年12月 (7)
  • 2010年11月 (4)
  • 2010年10月 (8)
  • 2010年9月 (6)
  • 2010年8月 (7)
  • 2010年7月 (6)
  • 2010年6月 (7)
  • 2010年5月 (5)
  • 2010年4月 (8)
  • 2010年3月 (9)
  • 2010年2月 (9)
  • 2010年1月 (10)
  • 2009年12月 (9)
  • 2009年11月 (5)
  • 2009年10月 (9)
  • 2009年9月 (10)
  • 2009年8月 (9)
  • 2009年7月 (13)
  • 2009年6月 (11)
  • 2009年5月 (13)
  • 2009年4月 (10)
  • 2009年3月 (12)
  • 2009年2月 (9)
  • 2009年1月 (11)
  • 2008年12月 (11)
  • 2008年11月 (16)
  • 2008年10月 (9)
  • 2008年9月 (9)
  • 2008年8月 (14)
  • 2008年7月 (11)
  • 2008年6月 (13)
  • 2008年5月 (6)
  • 2008年4月 (7)
  • 2008年3月 (9)
  • 2008年2月 (9)
  • 2008年1月 (5)
  • page top

    Scroll Up