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  • 2015年

ステンドグラス悪童日記

ランバーツのアンティークガラス

先月輸入業者の倉庫で仕入れたランバーツのアンティークガラスです。
これからの仕事に使うもの。使う予定のない綺麗なガラスなど数枚仕入れました。

ランバーツのアンティークガラス

木々にとまる小鳥の背景に使えるだろうか。そんな注文もありませんが、そんなことを考えながら仕入れます。

アンティークガラス

そのままでも綺麗なガラス。1枚メインに使ってもいいし、カットして虹の表現の幅を広げてもいいし。いつか来る仕事のために。

ランバーツのアンティークガラス

流れの激しいグレイのリーミー。
前にランバーツに流れの激しいのも特注で10枚お願いしました。届いたのが普通でがっかり、業者には申し訳ありませんでしたが、仕入れたのは2枚。常にこれぐらいの流れをキープして欲しいです。

グラデーションのグリーン。これは生徒さんも使う予定があり、仕事でもよく使います。

ランバーツのアンティークガラス

緑がもう少し濃ければ、そう思いながらも大判で1枚仕入れました。
でもガラスの表情はとても綺麗、アップにすると綺麗なテクスチャーが分かります。

ランバーツのアンティークガラス

その他薄いブルーやグリーンのリーミーなど。仕事にいかせるように。


バラのステンドグラス

玄関吹き抜けに設置するバラのステンドグラスです。晴れた日に工房で撮影しました。
赤い花と、周りを青でランダムに縁取るデザインがご希望です。
ステンドグラスを設置すると円になるデザインです。

バラのステンドグラス

バラのステンドグラス

周りは色調の違う青、多くの色を使う葉の緑、全てのリクエストにお応えしました。
バラのアップです。

バラのステンドグラス

ガラスはランバーツ。バラの花は1部アメリカ、フリモントのピンクに切り直しました。
ピンクに色むらがあります。(透明とピンクが混ざる)

アンティークガラスのバラ

クリアガラスのテクスチャーがとても綺麗でした。アップにするとアンティークガラスの質感がよくわかります。

4〜15ミリのケイム。アーチは12、横線は10ミリの真鍮入り。
使い正確なカットで隙間なく差し込み、薬品処理せず馬毛ブラシで仕上げています。

静岡県からのご注文でメールと電話でやり取りしました。
ステンドグラスの取付は地元の業者さんです。


ハナミズキのデザイン

新築のドアに設置するステンドグラスです。W400XH1700
最初は流れるようなイメージで花は抽象的な形がご希望。
赤をどこかに入れ、ブルーのグラデーションになるように。

ハナミズキのデザイン

水が落ちたようなイメージでハナミズキのご指定がありました。中心の青は濃く周りは薄く。
グレイはクリアの流れ。白にグレイの線は白い煙のような模様のガラスです。

ハナミズキと水紋

花は透明なピンクがご希望、濃淡で表現します。
水のイメージが違い、水滴が上から降ったようにデザインしました。
左の水滴と右の葉をブレンドして制作します。微調整はお任せです。

はなみずきと水模様のステンドグラス

グラデーションや極薄い色の青など、先日選んできたアンティークガラスを使い制作します。取付は2〜3月頃の予定。


今日の教室から

 生徒さんからいただいたヤカンは快適です。

取っ手が熱くありません。蓋の壊れた穴から蒸気が出る心配もない。
気づいてプレゼントしてくれた生徒さんに感謝です。
そういえば、工房ではコーヒーミルも壊れています。
生徒作品です。
今日の教室から、仕上がったばかりのもの。

妹さんの為にウェルカムボードを作りました。

文字はエッチングクリーム。
ステンドグラス ウェルカムボード
ギリギリの完成です。細かい作品を丁寧に作りました。
和装に合いそう、きっと喜ばれますね!
こちらは象さん。
ステンドグラス 写真立て
黄色い花はタイの国の花?って言っていたような気がします。
ゾウの親子と黄色い花にクローバー、人の構図って自分にはないおもしろさがあります。
最後は先月入会した人の作品。
ステンドグラス クリスマス
ツリーの上の星も自分で作りました。
最初は小さな作品でもたいへんですね。
そのうち自然と大作もできるようになります。
明日はからすらんどに生徒さんを連れて行ってきます。
遠足気分です。
良いガラスが見つけてきます。

20周年の飲み会

 10月7日が璃房の設立記念日。20周年です。

5年置きに盛大なパーティーをしていました。今年は私がモタモタして無しかな~と思っていたら、土曜の生徒さんが「先生は来てもこなくても飲む」っと直前にお誘いが。
行かせてくださいな。
今回はうまく誘えなかった人も。ごめん、25周年は2ヶ月前にはお誘いします。
平日の生徒さんも来れる人が混ざり近所のカフェで。チビも誘われました。
ステンドグラス教室
お祝いに赤いヤカンいただきました。蓋が壊れていたので、よく見てますね。
私のお返しは写真入りのせんべい。(抱っこひもをつけたまま。他にいい写真がなくて・・・)
1口で食べても、ずっと眺めていても、インクが消えるまで舐めるのも、生徒さんしだい!
ベテランからは「気持ち悪い~」とか言われました。
2次会を終えて、帰るときの記憶は断片的に。めったにないことですが。
クリスマス会は昼間から飲むとか言っています。
12月12日です。ステンドグラス関係なら、自分の飲み物持ってくれば誰でも参加できます。

私のみをつくし。

今週、急に思い立って男の料理教室に行ってきました。

予約の電話をかける時、ドキドキしながらかけました。
次から、璃房の予約は優しく接しようと思います。
生徒作品です。
中には100円ショップで買ったカラフルに変化するライトがつきます。
ステンドグラス 教室
紫になったり緑になったりムーディーです。色違いでもう1つ作ります。
葉のついたランプです。
ステンドグラス ランプ
壁に緑が映って綺麗です。ベースもシンプルで似合っていますね。
料理教室は定年後のおじさんが多かったです。
隣のおじさんは1センチ角に切るドレッシング用のトマトを6分の1に切っていました。
「それ~大きくないですか?」
「これぐらいの方が存在感があるんだ」
うちのテーブルだけハンバーグ用のドレッシングに大きなトマトが乗っていました。
そのおじさんに任せたみそ汁の浅葱ネギは、1センチの筒状になっていました。
来月から月1で通います。

工房20年

今日は璃房の誕生日。1995年10月7日に設立しました。

あっという間の20年。
仕事も生徒も集まらず、3畳や4畳半、工房の床に寝たり作業台で寝たり。それがかえって良かったと思えます。いつの間にか軌道に乗りました。

昨日は夜は教室が22時前に終わり、ビール飲みながら時報を待ちました。『これからどうしていこうか』そんなことでも静かに考えようと。

運もあり、周りの人にも恵まれた20年。家族も増えました。

何か特別大事なことを書こうと思っていましたが、特に思い浮かびません。そんな21年目。

目の前にある仕事を、高いレベルで仕上げましょう。
そんなことを1つずつ積み重ねられるように。

そんな感じの始まりです。

生徒さんの収集品からお祝いにいただきました。
1450年頃、羊の皮に聖書を書いたフランスのものらしいです。

IMG_0032-2


小さなピンクの花

リビングに花のステンドグラスを取付けました。

小さな窓です。下見した時、北向で反射光が入り理想的な窓だと思いました。
メインの花を描いた後、トレースした絵を偶然、反転して置いた時に良いデザインになる突破口が。デザインはパソコンを使わず毎回手描きです。

リビングのステンドグラス

全てアンティークガラスを使用。背景もデザインの1部、葉に光が当たると綺麗です。

花のステンドグラス

花のステンドグラス

玄関の西向きの淡い色合いのパネルです。

玄関のステンドグラス

お施主様ご希望の曲線と円を入れたデザイン。
ストリーキーは斜めに流れ、縦のラインと中心で交差します。淡い色と濃いめのブルーで調和しています。西側の家の白い壁に光が反射して壁に映ります。
写真では分かりづらいですがブルーのグラデーションも効果的でした。

撮影した日は雨模様ですが、光が入ればもっと綺麗に見えると思います。


ローズブッシュ

璃房の生徒さんには福山ファンが多いのですが、結婚しましたね。

だいたいこういう場合祝福されないことが多いのですが、今回は相手が良かったかも。
福山も良い人見つけたな、っと思いました。
上から目線もなんですが。
今できたばかりの生徒作品です。
ローズブッシュ ステンドグラス
前にも途中経過を紹介したバラのランプです。
ヤカゲニーのガラスを花に、ウロボロスを葉に使っています。
紫色は探すのに苦労しますね。
難しい色を良く組み合わせました。ガラスの濃淡も上手に取れています。
ベースも定番ですね。よく合っています。
それにしても千原ジュニアは天性のお笑い気質、というかお笑い運持ってますね。

バラのステンドグラス。制作過程

東向の陽当たりの良い窓で、透明のガラスがご希望です。
取付けると、朝日がステンドグラスを通して壁に映り綺麗だと思います。

ガラスカットが終わると色検査をします。

ステンドグラスの色検査

色合いを見て濃すぎたガラスを切り直します。

ステンドグラスの色検査

色合いが合えば組み始めます。バラは6ミリのケイムで。
その他5〜12ミリ使用(10、12ミリは真鍮入り、強度があります)
正確にガラスカットし隙間なく組めば自然に強くなります。
強度を保ついろんな工法はあっても、基本は当たり前なことです。

ケイムの組

割れる可能性があるので、ハンダが漏れないように紙を挟みます。

ハンダ付け

パテは指詰めした後、ヘラで再度押し込みます。
左右と下に鉄柱をはめ込み、仕上は馬毛ブラシで磨き薬品は使いません。

長く大切にされるように、丈夫な作りになっています。


プロフィール

璃房ステンドグラス代表 五味理

五味理

ステンドグラス制作や教室のこと、日々のこと

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