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- 2015年
この1年
戦後70年、そのことが気になる年でした。
ピンクの花の色検査
ピンクのハナミズキのステンドグラスです。ドアに設置されます。
前作の白と似ていますが、こちらが先にデザインされていました。白い花でデザインしましたが、ご希望でピンクの透けたガラスに変更です。
晴れた日に自然光で見ると綺麗でした。ブルーのストリーキーも効果的です。葉はグリーンから紫になるように、大きな水玉の模様もご希望お聞きしながらデザインしています。
色検査の日はあいにくの曇り空で、暗めに見えます。マスキングで印した箇所を切り直しました。
青と赤の円が濃く感じます。下の大きな花は情緒を感じられるように(そうなったら良いなと思い)右上を薄めのピンクに、右上の花はピンクはお施主様のご希望で左から濃くなるように切り直しました。
微妙な違いですが分かりますか?10数ピースを切り直し、しっくりしました。追加料金はありません。
最初から直しがないようにしたいですが、色数が多いと難しさもあります。
アンティークの場合、外側と内側など場所で色の濃さが変わり、難しい分面白みもあります。
ハナミズキの取付け。
兵庫県三田市のステンドグラスの取付が終わりました。
もう長年お住まいのお宅で、下見で既存のドアがそのまま使用できる確認しました。
アート梱包で30万円以上と言われ、2分の1で作り現地でつなぎました。梱包送料は1万円です。
中心の太いラインで分けていますが1㎜の誤差なく作っています。つなぎ目は真鍮棒で隠れていて分かりません。半分で制作しても、3本の真鍮が木枠に挟まり強度もあります。
取付けは苦労しました。押し縁はビス止めした1カ所しか外れず、木で隙間を埋めてあり、ガラスは立てたままカット。ちょっと危険でした。幸いなことに2枚で制作していたため、上下を『くの字』で差し込み、ステンドグラスを押し込んで設置できました。Y型のケイムで外枠を囲うと幅のないドアにも設置できます。
洗濯機が見えます。室内で向こう側が暗いですが、右上から光が差します。
安定しない光源ですが、光があたる所に花のデザインを集め、下側はオパック(乳白色)で反射光でも色がハッキリ見え、目隠しにもなるようにしました。
クリスマスパーティー
前回のクリスマスソングの思い出のネタ。前に書いた気がして見たら3年前に書いていました。



ステンドグラス教室作品
街ではイルミネーションが輝き、クリスマスソングが流れるようになりました。




ハナミズキ組立
ハナミズキの組が終わりました。
ドアに設置するステンドグラスなので、補強のため横ラインに真鍮棒を付けます。
困ったことに170㎝を越えるアート梱包は、兵庫県まで30万を越えると言われ半分にして現地でセットすることにしました。
UケイムをH12を差し込み違和感なく仕上げます。設置後の画像はいずれまた。
5〜15ミリのケイムを使い隙間なく組み、ドアにはY型のケイムで差し込みます。
下側にガラスにはハナミズキはありませんが、ガラスの素材だけでも綺麗です。
ランバーツのリーミーとオパック。良い物を選んで仕入れたアンティークガラスです。
面取りガラスも効果的に使いました。
最高の素材で丁寧に組上げました。馬毛ブラシで仕上げてあります。
ハナミズキの色検査
ガラスカットが終わると必ず色検査をします。
どのガラスも慎重に取る位置を決め切りました。
今回仕入れた緑のグラデーションは色が薄く、手持ちの緑と組み合わせてカット。
2列に並べましたが、縦長の作品になります。
独立前にいた工房では速いことがいいと思っていました。今は正確さに時間をかけます。
青のグラデーションもイメージ通りに、無駄が出るのはもったいないが妥協は癖になるので。
兵庫県から色検査に来ていただきました。今回使用するのは面取りガラス以外はドイツのアンティークガラスです。数カ所気になる所をカットし直してケイムで組みます。
森の冬じたく
璃房OBの堺さんがグループ展をします。


しっとり感
私のブログなのにログインできなかった状況が続いていました。



モクレンのデザイン
もうお住まいの玄関正面に設置するドアのデザインです。
モクレンがお好みでした。他物件のハナミズキを見て、それも検討したいとのご希望。設置場所は右上から光が入り、下は陰になっていました。それを考慮して2パターン提出。
他物件のハナミズキと違い、それでいてイメージを損なわないものを考えました。
モクレンは過去のデッサンから形を取りました。1本の木を中心に置いた構図と、斜線を組み合わせ2パターン考え、斜線で構成したデザインを提出しました。
変わった構図でグラデーションのブルーを斜めに交差するイメージができます。
ハナミズキの方を選ばれたので、背景の色面積の比率を変え描き直し。
下の色を青のパターン。下の色は3パターンお見せして薄いオパックの水色に決まりました。
両サイドはクリアに、細いラインに面取りガラスを使用です。
下げ過ぎたラインは多少上げ、拡大後の微調整はお任せで制作します。
プロフィール

五味理
ステンドグラス制作や教室のこと、日々のこと
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