• TOP
  •  > 
  • 2008年

ステンドグラス悪童日記

ステンドグラスで食べていけるか?

16年前、アートスクールに入学しステンドグラスの道に進もうか迷っていた時期のことを前に書きました、それを見て私も同じ状況ですとeririnさんからコメントをいただきました。
ステンドについて考えることをそろそろ更新しようと思っていた頃なので、返事も兼ねて書きます。
私の場合ですがアートスクールに入学し、この業界に入ったことを良かったと思います。先生方は尊敬できたし、大金を出したので元を取ろうと必死になる性格でした。
ただ田畑さんが私に言ったように「迷っていたら始めてみてはどうでうか」とは正直言っていいものか迷います。前に書いたブログとは矛盾してますね。
予想はつくかもしれませんが、ステンドだけで食べていけるのは少数派です。特に場所を借りて設立した人は大変です。
自分で工房を持った最初の頃は儲からないのは当たり前で、出て行くお金を両手で必死に「行かないで~」と押え込んでるイメージです。
貧乏自慢は機会を改めてしますが、そういう時の為に人は「好きなことをやっているからしかたない」と言い訳します。
私はそんなのは嫌なので、12年の間に少しずつやり方変えながら人並みに稼ぎたいとやってきました。正当な金額なら主張するし、好きなことで利益を得ても悪いことではないですよね。
偉そうなことを言っていいものか迷いますが。才能や環境(人脈やネットなど)はあった方がいいけど1番大事なのは覚悟みたいなものだと思います。
覚悟のある人は、こうしよう!と思った時にはもう何かが違う場所で動き出しているような気がします。いずれ会う人だったり状況だったり。
私の場合は、偶然の出合いには自分の道が間違っていない道しるべに感じます。
良い作家さん達はみんな良い仕事をする覚悟ができていると思います。才能までも引き付けている気がします。(中には悪いものを惹き付けている人もいます。)(ジョークです。)
最後に自分の力でここまでやってきた、ふうなことを言っている私ですが、親にかなりの借金をしました。それが現実です。
私の意見が参考にならないかもしれませんが、工房を始める時に言われた印象に残る言葉をいくつか挙げます。
前の工房のみんなに、「そんな都心で工房設立なんて無理だよ~」と言われた時に、工房長が「もう始めるって決めたんだから」ってみんなに言ってくれました。始めると決めた人に無理だと言っても何の意味もありませんね。工房長は璃房にリンクしてあるミュージデの高井さんです。
アートスクール同期の男性に、工房のオープニングの時に「今からでも遅くないから解約した方が良い」と言われました。この人は本当に心配してくれていると感じました。人によっては思いとどまることも大事かもしれません。
工房が上手く行かない時は恩師の今野満利子先生に「今ががんばりどころですね」っと。短い言葉ですがガンバレそうでした。
私以外の人の言葉ですが参考になったでしょうか?


ステンドグラス体験教室

山梨県甲府市の山交百貨店でステンドグラス体験教室を開催します。
日時  2月17日(日)    13時30分から
場所  山交百貨店5階
費用  2500円~7500円
写真はキャンドルスタンド4500円です。他はミラーやテーブルランプなど。
今回は講師2名で行います。時間、定員など余裕があります。
キャンドルスタンドは青山教室では作れません。
5階売り場の奥なので入りやすいと思います。
生徒募集もしていますので、見学だけでもお気軽におこしください。
お問い合わせは  03ー5410ー0724(リボウ)
またはリンクしてある璃房ステンドグラスにメールしてください。


ステンドグラス教室

生徒さんの作品が仕上がりました。
ティファニーランプのレプリカ。20インチのウォーターリリーです。
ガラスはすべてヤカゲニーのスティップルを使用。ベースはCAB136です。
次は24インチのローズブッシュ、その次は10インチのミニウィステリアだそうです。
冬には彼女の実家からみかんが届きます。売り物より美味しいです。
実家の離れが帰省した時の作業場、出来上がった作品は東京の部屋には飾らず、作業場に直送です。
今日送りました。


ステンドグラス制作

小さいですがステンドグラスパネルのご注文をいただきました。
家の周りに緑の木々が多いお宅なので、透明系のガラスで制作しました。
サンゴバンの型ガラスと面取りがラスに背景の緑が移り込むと綺麗だと思います。
写真は工房の窓です。


ステンドグラス教室

今日仕上がった生徒さんの作品です。
ワーデン16インチのアップルの型を使用しています。
使用したガラスは
バック  ウロボロス00ー50
葉         50ー74
枝    ヤガゲニー1302SP
背景のガラスはアップルに使えるだろうと何年か前からkeepしていたガラスです。
作者の彼女が来るとよく漏電ブレーカーが落ちます。


ステンドグラスとの出会い2

本屋でステンドの本を立ち読みした後、ステンドグラスがだんだん気になり出しました、そんな頃山梨の地方紙に田ステンドグラスの田畑さんの記事が掲載されていました。
ちょっと勇気がいりましたが、電話をかけ、単刀直入に「ステンドグラスで食べていけますか?」と聞きました。「サラリーマンと一緒で食べていける人と食べていけない人がいる、迷っていたら始めてみたらどうですか」と答えられました。
アートスクールが気になりだしていた頃で、取り寄せた資料の予想外の授業料の高さと、閉鎖的な盆地生活に慣れた山梨県人の私が東京の渋谷なんて不安でいっぱいでした。
でも東京行きを決めました。たぶん相談しなくても入学していたでしょう、でもちょっと勇気をいただき、背中を押された気がしてこの業界に入りました。
あれから16年。プロとして12年になります。誰か迷っている人がいれば相談に乗る気はあります。でもまだだれからも相談されません。
「迷っているなら始めましょう。やらずに後悔するならやって後悔した方がいいじゃないですか」って言ってあげましょう。
でも苦労することは内緒にしておこう。


マックが来た!

新しいマックが来た。マックは人生にかかせない。I LOVE MAC これで仕事もバリバリこなせる。できる私!なんてことを考えながら新しいマックブックを眺めています。
私のマックの使用法は、メールも読む、メールを送る、ホームページを見る。またメールを読む、メールを・・・の繰り返しです。
ワード、エクセルって何のこと?
マックである必要は?なんて考えない。人生にはムダはつきものさ。
それより、さしあたっての問題は、誰かつないでくれないと使えないことです。


私のブログなのに

はじめてのコメントが来ていたので返事を書いた。なのに3回4桁の番号入れても認証されずに送れませんでした。自分のブログなのに・・・なのでこちらに書きます。
kero36さん
半日は長いですね。きっと心地良い時間だったのしょう。私も去年、旅先の湖の畔で1時間ほどぼーっとしてました、とても良い時間でした。もっといたかったけど昼食とかバスの時間とか気にして食堂に入りました。居たいだけゆっくりしないといけないですね。半日ぐらい。
ステンド気になっていたら近くの工房に話を聞きに行ったらどうですか?ステンドやってる人って話し好きが多いです。私は無口な方ですが。


ステンドグラスとの出会い


ステンドグラスとの出合いは小学校5年生の時の図工でした。
ステンドグラスという言葉を知らずに周りの友人に「窓に入る赤とか黄色のがラスだよ」と説明され、あ~あれかっと理解しました。
そんな30年近く前のことを憶えているのも、いずれ仕事にするであろう予感めいたことを感じていたかもしれません。
2回目の出合いは、フランスにあるマチィスデザインのロザリオ礼拝堂を見た時です。
白い床に落ちたカラフルな色は、ホログラムのように立ち上がり色彩のダンスを踊り始めました。
・・・なんて嘘です。本当は本屋で立ち読みをしていた時です。ステンドの本をペラペラめくりながら、こんなんで食べていけるのかね~なんて考えていました。
24歳の冬(16年前)ちょうど今頃でした。本の終わりの方に載っていたステンドグラスアートスクールのことがだんだん気になり始めていました。


プロフィール

璃房ステンドグラス代表 五味理

五味理

ステンドグラス制作や教室のこと、日々のこと

>>詳しいプロフィール<<


ブログ内検索



カテゴリー

  • 制作について (163)
  • 施工例 (110)
  • 教室 (416)
  • 日々のこと (219)
  • 未分類 (94)


  • にほんブログ村 美術ブログ ステンドグラスへ
    にほんブログ村

    月間アーカイブ

  • 2022年6月 (4)
  • 2022年5月 (1)
  • 2022年4月 (1)
  • 2022年3月 (3)
  • 2022年2月 (5)
  • 2022年1月 (4)
  • 2021年12月 (3)
  • 2021年11月 (3)
  • 2021年10月 (3)
  • 2021年9月 (4)
  • 2021年8月 (3)
  • 2021年7月 (2)
  • 2021年6月 (3)
  • 2021年5月 (6)
  • 2021年4月 (3)
  • 2021年3月 (1)
  • 2021年2月 (4)
  • 2021年1月 (4)
  • 2020年12月 (8)
  • 2020年11月 (7)
  • 2020年10月 (3)
  • 2020年9月 (2)
  • 2020年8月 (5)
  • 2020年6月 (5)
  • 2020年5月 (12)
  • 2020年4月 (13)
  • 2020年3月 (7)
  • 2020年2月 (2)
  • 2020年1月 (4)
  • 2019年12月 (4)
  • 2019年11月 (3)
  • 2019年10月 (4)
  • 2019年9月 (2)
  • 2019年8月 (3)
  • 2019年7月 (1)
  • 2019年6月 (6)
  • 2019年5月 (6)
  • 2019年4月 (7)
  • 2019年3月 (4)
  • 2019年2月 (6)
  • 2019年1月 (1)
  • 2018年12月 (9)
  • 2018年11月 (1)
  • 2018年10月 (1)
  • 2018年9月 (4)
  • 2018年8月 (8)
  • 2018年7月 (10)
  • 2018年6月 (4)
  • 2018年5月 (6)
  • 2018年4月 (11)
  • 2018年3月 (9)
  • 2018年2月 (6)
  • 2018年1月 (1)
  • 2017年12月 (12)
  • 2017年11月 (7)
  • 2017年10月 (6)
  • 2017年9月 (4)
  • 2017年8月 (10)
  • 2017年7月 (7)
  • 2017年6月 (9)
  • 2017年5月 (10)
  • 2017年4月 (8)
  • 2017年3月 (12)
  • 2017年2月 (8)
  • 2017年1月 (8)
  • 2016年12月 (7)
  • 2016年11月 (1)
  • 2016年10月 (8)
  • 2016年9月 (10)
  • 2016年8月 (9)
  • 2016年7月 (5)
  • 2016年6月 (7)
  • 2016年5月 (7)
  • 2016年4月 (9)
  • 2016年3月 (5)
  • 2016年2月 (6)
  • 2016年1月 (2)
  • 2015年12月 (6)
  • 2015年11月 (5)
  • 2015年10月 (7)
  • 2015年9月 (6)
  • 2015年8月 (4)
  • 2015年7月 (6)
  • 2015年6月 (8)
  • 2015年5月 (7)
  • 2015年4月 (7)
  • 2015年3月 (9)
  • 2015年2月 (3)
  • 2015年1月 (3)
  • 2014年12月 (7)
  • 2014年11月 (3)
  • 2014年10月 (2)
  • 2014年9月 (5)
  • 2014年8月 (3)
  • 2014年7月 (2)
  • 2014年6月 (3)
  • 2014年5月 (10)
  • 2014年4月 (8)
  • 2014年3月 (7)
  • 2014年2月 (5)
  • 2014年1月 (3)
  • 2013年12月 (6)
  • 2013年11月 (2)
  • 2013年10月 (3)
  • 2013年9月 (7)
  • 2013年8月 (4)
  • 2013年7月 (3)
  • 2013年6月 (11)
  • 2013年5月 (4)
  • 2013年4月 (2)
  • 2013年3月 (6)
  • 2013年2月 (4)
  • 2013年1月 (3)
  • 2012年12月 (5)
  • 2012年11月 (1)
  • 2012年10月 (3)
  • 2012年9月 (5)
  • 2012年8月 (5)
  • 2012年7月 (3)
  • 2012年6月 (2)
  • 2012年5月 (3)
  • 2012年4月 (4)
  • 2012年3月 (5)
  • 2012年2月 (5)
  • 2012年1月 (2)
  • 2011年12月 (5)
  • 2011年11月 (7)
  • 2011年10月 (2)
  • 2011年9月 (3)
  • 2011年8月 (3)
  • 2011年7月 (4)
  • 2011年6月 (4)
  • 2011年5月 (6)
  • 2011年4月 (6)
  • 2011年3月 (3)
  • 2011年2月 (7)
  • 2011年1月 (4)
  • 2010年12月 (7)
  • 2010年11月 (4)
  • 2010年10月 (8)
  • 2010年9月 (6)
  • 2010年8月 (7)
  • 2010年7月 (6)
  • 2010年6月 (7)
  • 2010年5月 (5)
  • 2010年4月 (8)
  • 2010年3月 (9)
  • 2010年2月 (9)
  • 2010年1月 (10)
  • 2009年12月 (9)
  • 2009年11月 (5)
  • 2009年10月 (9)
  • 2009年9月 (10)
  • 2009年8月 (9)
  • 2009年7月 (13)
  • 2009年6月 (11)
  • 2009年5月 (13)
  • 2009年4月 (10)
  • 2009年3月 (12)
  • 2009年2月 (9)
  • 2009年1月 (11)
  • 2008年12月 (11)
  • 2008年11月 (16)
  • 2008年10月 (9)
  • 2008年9月 (9)
  • 2008年8月 (14)
  • 2008年7月 (11)
  • 2008年6月 (13)
  • 2008年5月 (6)
  • 2008年4月 (7)
  • 2008年3月 (9)
  • 2008年2月 (9)
  • 2008年1月 (5)
  • page top

    Scroll Up