ステンドグラス悪童日記

小川三知の日曜美術館を見て

今日の日曜美術館は最近よく取り上げられる三知のステンドグラスだった。
狩野派の線、みたいな話になると芸大から日本画家を目指した三知と私のギャップを感じずにはいられない。
改めて見た梅と竹は前より良く感じた。余計な装飾と思っていた線が良く見えてきた。
木蓮だと思い込んでいた木はこぶしだった。
こぶし?ってなにか違うの。ブログにも木蓮と書いてしまったのに・・・
午後は母を連れて花を出荷している親戚の家にお花見に。
庭に咲いた花を見て「あっ木蓮が咲いている」と言ったら「あれはこぶしだよ」えっ!こぶし!!あれが~  今日の今日だ。
・・・やはりシンクロしている。私は何かに導かれている。っか、思い込みが激しいかのどちらかだ。

写真は手前が梅、奥がこぶし。画像が悪いデジカメ買おうと決心した。
作品のガラスも気になった。
背景はCX12あたりだろうか?鳩山会館はブルズアイっぽいけど。作り手で三知を研究している人っていないのかな?
三知風のデザイン画を仕上げないと。
焦る気持ちもあるが、3月末で退職する方から職場にステンドグラスのミラーを送りたいと依頼があった。花と鳥も入れてデザインはお任せ、ユリにしようかと迷っている。
31日が納期、納期が決まっているのでこちらはきちんと経過などアップしたい。


6 件のコメント

  • ベートーベン より:

    こんにちは。
    riboさんも頑張ってますね!
    デザインを真似る。嫌な言い方ですが、言い換えるならば、人のデザインに魅了され影響を受けること。過去の美術史には多かれ少なかれ必然的にあったことで、その繰り返しで発展してきました。
    ですから、いいと思いますよ。
    日曜美術館、私も拝見しました。
    番組内で映ったステンドグラスは、過去に聴潮閣と旧松本健次郎邸を除くすべて現物を拝見していますが、背景のCX12と書かれていた部分は、ピルキントンもしくはグラバーベル(共にキャセドラルはサンゴバンが引継)もしくはサンゴバンです。
    サンゴバンの型番でいうならば、戦前に存在した8(廃番)です。テレビでは濃く見えましたが、実物を見ると、12よりもっと淡いです。
    ブルザイの創業は1970年代なので、小川三知には未知の材料ですが、95年に補修をした大伴氏が用いた可能性はなくないですね。(大伴氏の遺した材料の中にブルザイはありませんでしたが。)
    オパールセントは、ほとんどがココモに見えます。
    と、小川三知研究家でもないのに偉そうに申し訳ありませんが、情報の少ない事項だけに、ネットではそのような突出した情報がどこかで一人歩きしますので、訂正させて頂きました。
    「小川三知」で検索すると、このブログも割りと上位にでますので。
    それにしても、作り手としては「stained=汚された」という解釈はイヤですね^^;
    ユリのステンドグラス、楽しみにしてます!

  • ribo より:

    ベートーベンさんはそんなに現物を見ているんですか?
    それとピルキントンとグラバーベルは初めて聞くメーカーです。サンゴバンのCX10じゃない、ぐらいの返信はあるかと思いましたが予想外のコメントでした。勉強不足です。
    ガラスは思ったより薄いんですね。永年の汚れやカメラを通していることもあるのでしょうか。
    古い作品を修復していると廃番になったガラスだったりします。自分がこの業界に入ってからも廃番は多いですね。メーカーもつぶれたり、ガラスの質が落ちたり。
    オセアナは3~4年仕入れていません。
    でも大伴さんのこともよく知っていますね、この業界が長いのでしょうか。大伴二三弥氏の名前は知っていましたが今回のことで検索して記念館があるのを知りました。ステンドグラスの個人でそれができるなんてすごい!
    ゆりは、まずはミラーの注文品で作ろうと思います。
    まだデザインの途中ですが白の背景に白いゆりにしようかと考えています。

  • ベートーベン より:

    私は先人達のステンドグラスを見て歩くのが趣味です。
    先人達に教えてもらうことはできませんから、自分で見て勉強しています。
    ですから、大伴氏とは面識も繋がりもありませんが、作品にはよく出会います。
    生誕の地の市立博物館ですね。昨年末に問い合わせたら、まだ整理ができてなく、陳列されていないとのことでしたが、やっとできたのですね。
    それにしても記念館という扱いには驚きましたが、今まで非公開だっただけに、ぜひ行ってみたいですね。
    確かに廃番は仕方のないことですが、ステンドグラスの寿命を考えると、スパンが短く残念に思いますよね。
    ピルキントンは、今は英国の総合ガラス大手メーカーですが、昔はキャセドラルを製造してました。何らかの理由(恐らく利益の関係)で製造ラインがサンゴバンに移りました。グラバーベルも製造ラインがサンゴバンに移り、今は詳細不明です。(調べていないだけです)
    これらは、色の彩度とテクスチャが独特なものがありますが、今のCXのロット違いぐらいの差の範疇なので、断定することはできませんが。
    サンゴバンなんかも、ステンドグラス部門はほんのごくわずかで、世界50カ国、20万名の従業員を持ち、グループ全体を含めると、世界の主要企業上位 100 社にランクされる巨大企業です。
    ガラスの質が落ちているのがお判りとは、さすがですね。
    見る目が肥えているというのもあるのでしょう。
    特定名は控えますが、質が悪いメーカーは確かにあります。
    落ちているというよりは、質の高いガラスが日本に送られてこないというのも、もしかしたらあるのかもしれませんね。
    それでもココモは質が安定していてさすが古参という感じで好きです。

  • ribo より:

    ベートーベンさん。
    かなり勉強されてますね。サンゴバンにしてもそうですが、先人達の作品を見て歩く趣味って勉強にもなるし小旅行にもなっていいですね。
    私は時間があれば旅行に行きたいですが、旅先にステンドグラスマップがあればすごく便利だと思います。でも簡単に情報を仕入れてしまうより自分で探してこんな所にこんな作品がある!って見つける方が楽しいかも知れませんね。
    大伴二三弥氏の記念館は旅行がてら行ってみたいと思います。周りの環境も良さそうだし。
    ゆりのミラーは安定しているココモがメインです。
    デザイン画の画像が悪すぎてブログに載せようか迷っています。完成品は載せるつもりです。
    注文品なので三知風の作品作りの為にデッサンしていたユリは使いましたが、三知風とはちょっと違います。

  • アラベスク より:

    先日も子連れでお邪魔しました。
    ゆりのミラーはあまり先生っぽくないデザインなので
    完成が楽しみですね!
    来月こそはちゃんと教室通いたいと思います。
    3時半とかじゃなくてもっと早くに…。

  • ribo より:

    アラベスクさんってすごい呼び方だね。それっっぽいけど。
    そうだね、お教室では幼い子を持つママさんが何人かいますが、毎週来る人はなかなかいません、子育てしながらは大変みたいですね。辞めずに通ってもらえて感謝しています。
    ゆりはけっこう大変、ブログの更新も忘れて作業しています。忙しい時ほど用事が入るし、歯の詰め物も取れるし。
    いままでの私なら数週間~数カ月痛くなるまで放っておいたけど、取れた次の日には直しました。
    ・・・今年の私はひと味違うかも。
    ブログ何でもいいから写真載せよう~なまけぐせがつかないように。

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