ステンドグラス悪童日記

お客様デザインのステンドグラス

 

今日写真が届きました。取付は大工さん。
101024 ㈮.jpg
 
家の北面の階段上に鮮やかなステンドグラスが入りました。
色選びから鉛線の太さも、お客様に選んでいただきました。
オレンジと赤だけ色の合うものを発注しましたが、残りは工房で見て決めています。
101024 ㈬.jpg
4人家族で赤、オレンジ、緑、黄色の4本のラインが太い鉛線で囲まれています。
全て透けるガラスなので、背後にある家の壁が暗くて気になっていましたが、心配したほど影響は無かったです。十字にはクリアーリーミー(流れのあるガラス)を使いました。
今回はお客様の意見を多く取り入れて、ありそうなのに作ったことの無かった、明るく力強い作品になりました。
これだけの色を使うのも心配でしたが、ランバーツがグレイがかっているので落ち着いて見えます。
「このステンドは我が家の絆と平和のシンボルです。大切にします。」とメールをいただきました。
うれしいし。そうゆう喜びってこの仕事にはある。と思いました。
ステンドも明るい家庭入れてもらえて喜んでいると思います。
どれぐらいプロとしての意見を言っていいのか迷ったり、欲があったり、頑固だったりしますが。それを上手に削ぎ落として行かないと、喜ばれる作り手にはなれないと感じます。
自分の行きたい方向を明確にして。
そうしたところで辿り着けるとは限らないけど。
ちょっと頑張ってみようかなって気になりました。

4 件のコメント

  • kaboとaki より:

    素敵な作品が仕上がりましたね。
    綺麗な色合いと、力強さが魅力的です^^
    お客様の喜ぶ顔は、本当に嬉しいですね。
    私達も同じです。その笑顔を見たいから仕事をしています。
    作家さんとしての意向もあるとは思いますが
    お客様のご希望に応えられてこそ!だと私は思います。
    これからも素敵な作品を作られて下さい。
    今回のデッサンもお上手ですね。
    描けば描けだけ、その分上手になると思います。
    こちらも頑張って下さい♪

  • ribo より:

    kaboとaki さん
    20年近くステンドグラスをしていますが、いろんな人の好みがあるのでそれに対応るのは難しくもあり、楽しくもありです。
    長くやればやるほど頑固になっていくので気をつけないと、と思います。
    kaboとaki の好みは?
    ご注文まだなんだけど・・・

  • olivier より:

    ご無沙汰してました。
    シンプルですっきりした作品ですね!
    このデザインはほとんどお客さんが考えたのですか?
    私も設計事務所からデザインを指定されて作ったことはありますが、お客さんからはまだ無いです。
    ほとんどのお客さんは具体的には話さないので、どういう世界を求めているのかいろいろ探ってますよ(笑)
    でもおっしゃるように喜ばれるのは嬉しいですよね。
    結局作品の価値ってお客さんが決めるので・・・。
    そして自分自身もその作品に納得していれば最高ですが、まだまだ未熟者なので毎回というわけには行かないのが正直なところです。

  • ribo より:

    olivier さん
    おひさしぶり。
    このパネルは最初から絵を持ってこられました。
    デザインしない分、予算はご希望を聞くようにしました。
    仕事の場合、自分の存在はお客さんあってのことだと思いますが、、求められるものを読み違えることも私は多い気もします。
    ある作家が「自分の作れる作品の数も限られてきたから(時間的に)何の制約も受けずにつくりたい」って言ってました。仕事の受注ではなく好きなものだけ妥協せずにつくる。
    それも1つの考え方だなって思います。
    個展を考えていても、三知風もティファニー調も、日本に多いシュライターっぽくだって、じゃあ作ってやろう。なんて考えていると自分のスタイルが見えてこなくなりそうで。欲張りだから全てやってみたいのですが、なかなか進まなかったりで。
    良い物を作る同士がいれば、自分も頑張ろうって気になります。
    それから最近ブログさぼりがちですね・・・

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